Center News No.89



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目次

  1. センター計算機サーバ停止のお知らせ
  2. ATMネットワーク構築について
  3. 電子メールについて

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1. センター休館及び計算機サーバ停止のお知らせ

 センター内ATMネットワーク工事の為、下記の期間休館致します。この期間 中センター内の研究端末室・入出力室、実習室の利用はできませんのであらか じめご了承ください。

8月12日(月) 〜 8月16日(金)

又、センター内の計算機サーバ、ベクトル演算サーバ({\bf vpx})、並列スカ ラー演算サーバ({\bf exe})およびグラフィックサーバ({\bf gs})を定期保守 のため下記の期間停止致します。

8月13日(火)09:00 〜 8月16日(金)12:00
vpx,exe,gs

あらかじめご了承下さるようお願い申し上げます。また以下の点についてご 留意くださるようお願いします。

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Center News No.89

2. ATMネットワーク構築について

 ATMネットワーク工事も7月下旬で完了し、ATM関連のネットワーク機器の搬入が 始まりました。このため8月の上旬から9月の下旬にかけて、これらの機器搬入や ソフトウェアの導入のため、ネットワークを一時停止することがあると思われま す。ネットワーク停止の予定は、できるだけ事前に学内便又はメールを使用して、 各部局担当者に伝えますので、KUIC利用者およびセンターご利用の方々には、 ご迷惑をおかけしますが、ご理解のほどをよろしくお願い申し上げます。

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Center News No.89

3. 電子メールについて

3.1 電子メールに関するトラブルについて

 最近センターの管理者に電子メール(以下単にメールと略す)に関するトラブルの 報告とその対処法に関する質問が多く寄せられて来ています。そしてそのトラブ ルの大多数が、巨大なファイルをEudora-J(Mac用のPOPクライアントと して有名で、MS-Windows版は市販品が販売されている、WindowsのPOPクライアン トとしてはシェアウェアのAL-Mailが知られている)などの添付書 類(Eudora-Jなどでは文字データのみからなるテキストデータの他、画 像やワープロのデータなどようなバイナリデータをメールに添付して発信できる ようしている)として発信した場合です。 Eudora-Jは添付書類の形でバイナリデータをメールで送れるのは確かですが、 あまりにもサイズの大きな画像や非圧縮のデータを添付書類として発信しますと、 下記のような結果になることが多いようです。 (1)の場合、Eudora-JやAL-MailなどのソフトウェアはPOP(Post-Office Protocolの略でメールサーバからメールを引き落としたり、メールサーバにメ ールを発信させるための通信規約で、POPサーバは一般にメールサーバ自身であ ることが多い) クライアントとよばれ、POP サーバと通信を行いメールサーバからのメールの引き落としや、メールの発信 をメールサーバに依頼します。巨大なファイルを添付した場合、長時間にわた ってメールサーバを掴んだ状態になりますので、当然の如くメールサーバに負 荷がかかり、他の利用者にも迷惑がかかります。サーバまでの転送がうまく行 ったとしても今度は、メールサーバ同士でネットワークを通じてデータをやり とりしますので、ネットワークはもちろん、各々のサーバのシステムの負荷は 明らかに増大します。最悪の場合はメールの配送を失敗したり、メールそのも のを紛失したりすることがあります。

(2)の場合、メールサーバは配送先が自分宛やそのサーバ内であれば、自分の 中で処理を行いますが、一旦メールサーバの外に配送する時は、相手側のメー ルサーバと相手側の属しているドメインネームサーバとの間でコンタクトを取り ます。もし利用者認証手続き(メールアドレスに書かれたメールサー バ存否およびメールサーバに利用者が登録されているかどうかを確認すること) の結果が正常であれば、相手側のメールサーバにメールを転送します。メール を受け取ったサーバは別のメールサーバに中継したり、そのサーバ内のスプー ルというところにPOPサーバに受け取り人がアクセスするまで保存します。送り 先のメールサーバのスプール領域が必ずしも大きく確保されているとは限りま せん。何らかの事情でそう大きく取れていない場合に、巨大サイズのメールを 送られた場合は、領域不足が起こり、他の大事なメールが保存されなくなる事 態に至る可能性が高くなります。最悪の場合はメールは破棄されることがあり ます。

(3)の場合、ある日メールを受信したら相当数のメールが送られて来たので、 パソコン側のメモリとディスク容量の関係で、パソコンがハングアップしてし まったということが、最近当センターにも数多く報告されています。最新のセ キュリティ問題に詳しいグループの報告(CERTSM Coordination Center, Carnegie Mellon Univ.)によると、大量のメールを故意に相手 に送り付けて、相手のメールサーバやパソコンをダウンさせて、ネットワーク を混乱させようとする者がいるらしく、ともすれば、何気なく発信したメール が巨大なサイズだった場合、それらの悪意を持った者たちと勘違いされかねな いこともあるようです。それよりもなによりも自分(もしくは相手)のパソコン や、その環境が破壊されるのが一番困ったことになります。

メール利用者にはあまり面白くない話なので恐縮なのですが、相手のことや、 メールが通過するサーバのことも考え、ネットワーク社会において誰の迷惑に もならないようなメールを発信されることに留意しなければなりません。どう しても、巨大なファイルを送る場合が起こった場合は、例えば論文をある種の ワープロのデータファイルとして投稿するなどのケースがある場合は、下記の 項目について留意して慎重に行って下さるようお願い申し上げます。

余談ですが、gpoだけでもかなりのメール配送とPOPサービスをこなしている ようです。少しPOPサーバへのアクセスの記録を調べみたところ、わずか6日 間で約7万回あり、メールの配送は約7千通ほどあります。単純に一ヵ月分を 見積もってみますと、POPサーバへのアクセスが35万回、メール配送は3万 5千通にものぼります(配送エラーになったメールは毎月平均して800通ほど になっております)。

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3.2 長期不在中のメールの扱いについて

 長期不在中にメールの未読に対処したい利用者も多いと思われます。 去年センターニュースNo.84でもお伝えしたのですが、新規利用者のために 再びその方法をお知らせすることになりました。下記に示すように3つ方法が あります。

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3.3 自動転送機能の設定(.forward)

 gpoのメール配送システムには、利用者宛に来たメールをあらかじめ指定した 宛先に自動転送する機能があります。

ユーザのホームディレクトリに.forawrdというファイルを作成しますと、この 機能が動作するようになります。この.forwardはテキストファイルで、転送先 のメールアドレスを書き込みます。例えば、fooさんが foo@gpo.kumamoto-u.ac.jpに到着したメールを、foo@sample.or.jpに転送した い時は、.forwardに、

gpo: % cat .forward
foo@sample.or.jp
のように書き込みます。転送したいメールの宛先は、全部記述します。具体 的な転送先の例として、 などが考えられます。ただしこの転送機能を使えるのは、転送先にきちんとし たメール利用資格が必要です。なおこの転送機能が不要になった場合は、 .forwardを削除することで機能は停止致します。

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3.4 長期不在中のメール自動応答機能(vacation)の設定

 vacationは着信したメールに自動的に応答します。ホームディレクトリにあ るファイル.vacation.msgの内容が応答内容として使われます。対話形式で vacationプログラムを実行すると、.vacation.msg ファイルが利用者のホーム ディレクトリに作られます(このファイルはnemacs,mulenなどで編集可能です)。 下記にその様子を示しました。
gpo:% vacation
This program can be used to answer your mail automatically
when you go away on vacation.
You need to create a message file in /usr/home/who/foo/.vacation.msg first.
Please use your editor (/usr/ucb/vi) to edit this file.
vt100=: Unknown terminal type
I don't know what kind of terminal you are on - all I have is 'vt100='.
[Using open mode]
     1  
"/usr/home/who/foo/.vacation.msg" 5 lines, 171 bytes 
     1  From: foo (via the vacation program)
:q!
You have a message file in /usr/home/who/foo/.vacation.msg.
Would you like to see it? n
Would you like to edit it? n
To enable the vacation feature a ".forward" file is created.
Would you like to enable the vacation feature? y
Vacation feature ENABLED. Please remember to turn it off when
you get back from vacation. Bon voyage.
この操作で.forwardや.vacation.msgなどのファイルが新規に作成され たり、既に同ファイルがあれば更新されます。ここで、 .vacation.msgの中身を見てみますと、
gpo: % cat .vacation.msg
Subject: away from my mail
From:  foo (via the vacation program)
I will not be reading my mail for a while.
Your mail regarding "$SUBJECT" will be read when I return
となっています。このファイルには最低`Subject:'のあるヘッダ行が 必要です(`To:'行を付けてはいけません。また `From:'行は不要です。 これらは自動的に作られます)。もしこれらに誤りがあれば、修正し ます。詳しくは、下記のコマンドでマニュアルを参照してください。
gpo: % man vacation
ところでこのvacation機能は、一度設定すると、メールの自動返答をす るだけで、送られてきたメールは残ります。この機能で相手に自分は不 在であることを通知することで、相手から不用意にメールが発信される のを防ぐこという心理的な効果が期待できます。注意すべき点として、 メーリングリストを管理するソフトウェアには、このvacation機能に対応 してない(自作など)場合があります。vacation機能で返答さ れたメールがメーリングリストサーバのソフトウェアによってメンバー 全員に配送され、配送されたメールにまたvacation機能で返答され... という具合にいつまでたってもメールの交換が続く状態に陥りネットワ ーク全体に大変迷惑をかけることになります。自分の参加されているメ ーリングリストが大丈夫かどうかはそのメーリングリストの管理者など にお尋ね下さるようお願い申し上げます。

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3.5 メーリングリストへの参加の一時的な停止(OFF)について

 熊大内外の大規模なメーリングリストに参加されている利用者の方に お願いがあります。長期不在をされる場合は、メーリングリスト (以下ML)の管理者に投稿されたメールの配送をできるだけ一時的中止す るよう依頼することをお薦めします。大規模なMLになりますと、一日の メール発着数がかなりの数にのぼると考えられます。メールの未読が多 くなる時期になりましたので是非とも大規模なメーリングリストに参加 の方はご考慮下さい。大抵のMLでは、自分の意志でMLの配送の停止(OFF) ・再開(ON)をできるような仕組みになっていますので是非ともこれを利 用するよう心掛けましょう。そのような機能がないMLでは、できればML の管理者にメールを送るなどして、メール配送を控えてもらうように心 がけるようお願い申し上げます。

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